手錠の鍵の構造

手錠の錠前構造はレバータンブラー錠の一種で、レバータンブラー錠の構造は18世紀ごろのイギリスで原理は発明されています。今では南京錠や机の鍵などの簡易的な場所で利用されるものなので、手錠の鍵はそれほど簡単に作られています。
錠前の中に板状のタンブラーがだいたい3枚ほどあり、正しい鍵を挿しこむとタンブラーが持ち上がりデットボルト側にある突起物(ツク)がそのタンブラーの中にある溝を滑ります。すべてのタンブラーが正しい位置に揃うと溝にツクがおさまり、鍵を回すことが出来ます。キーは棒状のもので、鍵のモチーフとしても皆さんの目に触れる事があるでしょう。
これらはよくドラマでもヘアピンなどで開けている映像がありますが、簡単な構造であるためそれを実現させることも可能でしょう。警察官が使用する手錠と、おもちゃの手錠では構造が異なり、おもちゃの場合いたずら防止でロックをかけることも出来ます。比較的簡単にピンを差し込んで開けることが出来素人でもコツをつかめば短時間で開けられます。またアメリカの警察が使用する手錠は日本の警察が使用する歯車状の手錠ではなくギザギザになっており微妙に構造が異なります。
一般的に手錠のトラブルといえば、鍵を紛失してしまうことです。オモチャの場合かぎも小さく子供が触っていてかけてしまったのに鍵が見つからないといったこともあります。取り扱いは慎重にしましょう。